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とある薬剤師の外部記憶

お酢で疲労回復?健康食品のもろみ酢を検証してみよう

もろみ酢とは2013年ころに流行った健康飲料です。

一般的にもろみ酢は焼酎や日本酒を作る過程で出る酒粕(もろみ)を絞ることで作られるお酢です。

酒粕の中にはアミノ酸・クエン酸が豊富で、そこから作られるもろみ酢にもアミノ酸・クエン酸が豊富に含まれています。

そのため、栄養不足による肉体疲労や夏バテなどに効果があると言われていたりします。

 

もろみ酢ができるまで

普通の食酢ともろみ酢が出来上がる工程を比べてみました。

もろみ酢の原料は水と蒸した米です。

蒸したお米に水を加えて、米麹、酵母を加えて発酵させます。

このとき、米の中のデンプンが糖に分解されて、糖がアルコールへと変わっていきます。

この工程を「糖化・酒精発酵」と言います。

ここで出来上がるのが一般的な日本酒です。

普通の調理用の食酢を作る場合は、出来上がったアルコール(日本酒の原酒)に純米酢と酢酸菌を加えて更に発酵させます。

すると、酢酸菌の力でアルコールが酢酸に変化して、一般的な食酢が出来上がります。

このときできるお酢は酢酸が主成分なので、お酢に特徴的な鼻を突く香りがします。

一方、もろみ酢の場合は、糖化酒精発酵の段階でできたもろみ(酒粕)を圧搾することでもろみ酢となります。

もろみに含まれる酸味成分はクエン酸なので、酢酸を主成分とする一般的なお酢とは違い、鼻をつくような香りがほとんどしません。

また、普通のお酢に比べると、まろやかで甘味があるのが特徴です。

なぜもろみ酢が健康飲料とよばれるのか?

もともと、もろみは酒を作る段階でできる不要なものと考えられていたので、豚などの家畜のエサとして使われていました。

あるとき、もろみをエサとして与えられていた豚は他のエサを食べた豚より食欲が増し、赤身が多く、病気に強いということが発見されました。

そこで、豚の健康を増進するなら人の健康にも役立つのではないかと考え、もろみを原料としたもろみ酢が誕生しました。

実際に、もろみ酢には疲労回復を助けるアミノ酸やクエン酸が豊富に含まれているので、食欲が出たり活動的な生活をおくることに役立つと考えられます。

もろみ酢と琉球もろみ酢の違い

もろみ酢は沖縄県の泡盛を作る過程でできたもろみを圧搾したことが始まりと言われています。

そしてもろみ酢が流行り始めると、泡盛にかぎらず、焼酎メーカーももろみ酢を作るようになりました。

ですが、泡盛と焼酎では根本的にもろみの種類が違うのです。

一般的に焼酎を作るときに使われている麹菌は黄麹菌という種類のものです。

それに比べ、琉球泡盛では黒麹菌と言う種類の麹菌を使います。

泡盛の製造に使われている黒麹菌は黄麹菌に比べて、クエン酸を大量に作り出します。

麹菌が作ったアミノ酸やクエン酸はもろみに多く含まれ、もろみを搾ってお酢にするときに同時に抽出されます。

そのため、琉球もろみ酢は一般のもろみ酢に比べてクエン酸を大量に含むことがわかっています。

アミノ酸とクエン酸が豊富に含まれることによって、琉球もろみ酢は夏バテ解消効果や疲労回復効果が高いと言われています。

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調剤薬局とドラッグストアで働いている三十路手前の薬剤師です。

もともとは「食いっぱぐれない」という理由だけで薬学部進学を目指しました。
今では自分の知識がそのままお客さん・患者さん・同僚の薬剤師・登録販売者の役に立って感謝されるのが嬉しく、楽しく勉強させてもらってます。

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