この度ブログの更新をストップし、もともと運営していたブログと統合することといたしました。公開終了日:2020年8月31日移転後のページ: tipLog( https://nahcew.com )こちらで公開していた記事はすで…
散布度をRで求める方法。 散布度にはいろいろな基準があるが、Rはほとんどすべてを網羅している。
薬の作用と安全性を考えるときには用量反応曲線やED50・LD50と言った考え方を理解する必要があります。今回はそのあたりの話を図解してみました。用量反応曲線とは薬は体内での量が増えるほど作用を現したり、有害な作用が現れる割合が増…
先日、私の勤務する薬局で起こったインタールによる下痢の事例です。医師の処方通りで添付文書に沿った内容の薬を、ただ取り揃えて渡すだけが薬局の業務ではないことを考えさせられる事例でした。また内容を考えると医療事故・過誤に分類されてもおか…
代表値の本来の意味は、データの特徴を表す数値の中でデータの中心となる値のことです。イメージとしてはヒストグラムを描いたときの山になっている部分と捉えるとわかりやすいですね。一般的には平均値と呼ばれる中心を使うこともい多いですが、その…
あまり話題に上がっていないような気がしますが、ゾピクロン(アモバン)とエチゾラム(デパス)が普通薬から向精神薬に指定されることになりました。今日はその概要と、現場的に困りそうなことをまとめていこうと思います。 いつから?どの…
Rではベクトルという概念でデータを取り扱うのですが、はじめは理解が難しいので、Rは初心者に優しくないと言われています。でも、Excelのような表計算ソフトに置き換えて考えるとそれほど難しいことでは無いのです。むしろ、データを…
カロナールといえば、大人でも通常用量1回300mg程度なのですが、12歳のお子さんに「カロナール錠500mg 1回1錠 疼痛時 頓服」というちょっと珍しい処方が飛んできました。お子さんとはいえ、12歳で体重も50kgとのことで、頓服…
度数分布表とヒストグラムはある集団のデータ(観測値)の特徴をひと目で理解するために作ります。生のデータは数値の羅列になっていて、ぱっと見ただけでは特徴をつかむことは難しいです。度数分布表とヒストグラムを作ると、 どんなデータ…
統計の基礎部分では、度数分布や平均値・分散・相関など、データそのものの特徴を調査する記述統計について触れられています。この記述統計はその後の推定や検定をするための下準備と思われがちですが、実際はもう一つ重要な意味が隠されています。…
データを分析したい、何らかの統計処理をしたい場合に、どの統計手法が妥当か?を考える必要があります。このときに重要な考え方になるのが、尺度水準です。分析したいデータが、統計学的に見てどのようなデータであるかを分類するためにこの…
医療に携わる職種として、論文とかメーカーの出すデータを読むために、統計とか疫学の知識は必要だと思います。論文にも信頼性のランクがありますし、メーカーの持ってくる資料はいいことばっかり書いてあるフシがあるので、そのあたりをどう解釈するのか…