カテゴリー:薬局・ドラッグストアのこと
先日、私の勤務する薬局で起こったインタールによる下痢の事例です。医師の処方通りで添付文書に沿った内容の薬を、ただ取り揃えて渡すだけが薬局の業務ではないことを考えさせられる事例でした。また内容を考えると医療事故・過誤に分類されてもおか…
カロナールといえば、大人でも通常用量1回300mg程度なのですが、12歳のお子さんに「カロナール錠500mg 1回1錠 疼痛時 頓服」というちょっと珍しい処方が飛んできました。お子さんとはいえ、12歳で体重も50kgとのことで、頓服…
薬学部を卒業して、国家試験に合格し、晴れて薬剤師になれた人たちの最初の試練があります。保険請求(レセプト)のことについて患者さんへ説明出来るようになることです。もちろん他にも薬の知識・病気の知識など、大切なことはたくさんあります。…
同じ配合の外用剤でも軟膏・クリーム・ローション(液体)など、いろいろな剤形(薬の形状)があります。一般的にはどの剤形でも「中身(成分)が同じ=同じ効果」と認識されがちですが、実は外用剤の剤形はとても重要なのです。間違った形状の塗り薬…
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療薬、「リルテック」の粉砕指示がでていたので、その問題点と対応方法をメモしておきます。 (さらに…)…
薬局に緑内障・高眼圧症の適応がある薬の処方せんが来たときに、話のネタにもなるし安全確認の一環としても役立つ質問を紹介します。眼科さんで先生から風邪薬飲んでいいよって言われましたか?質問の意図としては、市販の風邪薬に含まれている「抗コリン…
当薬局にも新任?薬剤師が赴任してまいりました。新任?と言うより、調剤薬局未経験の薬剤師です。薬学部卒業後10年以上が経過しているので、糖尿病の基本を3分でレクチャーしてみました。その内容を書いておきます。 (…
もろみ酢とは2013年ころに流行った健康飲料です。一般的にもろみ酢は焼酎や日本酒を作る過程で出る酒粕(もろみ)を絞ることで作られるお酢です。酒粕の中にはアミノ酸・クエン酸が豊富で、そこから作られるもろみ酢にもアミノ酸・クエン…
処方解析というところまで奥の深いものでは無いのですが、処方例から病態を推察するということをしてみようと思います。そもそも喘息の場合はガイドラインに沿って治療が行われることがほとんどなので、呼吸器専門医ではない一般内科の医師でも当たり前の…
店頭で接客すると「風邪の引き始めだから早めに総合感冒薬を飲む」という習慣がある人が結構多い気がします。自分が薬剤師だから分かるのかもしれませんが、風邪薬は風邪を治しません。なので「早めのパブ○ン」というCMは消費者に対する詐…
風邪薬を選んで欲しいという方は多いのではないでしょうか?自分も薬局で働いていると、よく聞かれるコトの1つが風邪薬です。大体は季節の変わり目だったりします。ただ、相談をせずに購入している方を見ると、結構CMの影響で購入…
最近少しずつ話題になってきたライスミルクについて少し調べてみました。ライスミルクというのは、その名の通りお米から作るミルクです。大豆から作れば豆乳(ソイミルク)と言うのと同じで、お米から作れば米乳(ライスミルク)です。牛乳や大豆…